THIS IS OUR HOME GROUND.

親元を離れ、新しくスタートする生活の拠点。
刺激し合える仲間たちとのかけがえのない時間。
楽しいことも辛いことも分かち合える、集いの場。
様々なエリアから集まる学生寮を、多民族国家アメリカで幅広い地元住民を引き付けるダイナーに置き換え、
学生が放課後に集まり、雑談して過ごすような文化的な側面を投影しました。

仙台五橋学生寮

  • スペースソリューション
  • 非住宅
  • FFE
  • 造作家具
  • 内装デザイン
依頼主
伊藤忠商事株式会社 様
所在地
宮城県仙台市
完 成
2023年1月

食堂のインテリアデザインは、アメリカのレトロなダイナー(大衆食堂)をイメージ。ヴィンテージの要素を少し加え、色を抑えながらもレザーや木目などの素材感、丸みのあるシンプルなラインの家具でレトロな雰囲気を演出。レトロな空間が新鮮に映る学生への訴求に繋がるようセレクトしました。

ベンチソファやテーブルセットで構成したカフェスペースは人数や用途の制約が少ない、多目的なスペース。
ソファ背面天井部には、モニターを備え、パブリックビューイングで盛り上がることも可能です。

ダイナーの中心には、6 人掛けのテーブルセットを 3 つ集めた「ザ・食堂スペース」を設けました。
食事以外にイベントの時の大人数での利用やグループワークにも最適です。

艶感のあるサブウェイタイルがレトロな雰囲気を演出。カウンターの高さに合わせ、タイルの色を切り替え、色気と落ち着きを演出しています。

窓際や柱周りにはソロワークスペースを設置。総席数に対してソロスペースを半分以上確保。
カウンター、ベンチソファ、ビッグテーブルとその日の気分に合わせ、好きなところを選ぶことができ、敢えて雑音が混じる中の方が集中できるというカフェのような空間にしました。

ダイナーにラウンジ機能を設け、食事以外でも気軽に立ち寄れるリラックスコーナーにしました。
ボックスシートやベンチソファよりもゆったりとしたソファがより寛ぎ感を演出します。リビングのように他愛もない会話が弾む憩いの場に。

ダイナー奥には「コモリデスク」と言う名の自習スペースをご提案。カウンター席よりも周りの視線を気にせず、自室とは違い、誰かがいるほど良い緊張感が集中力を高めることができます。