施工事例Works
東日本大震災の被害を受け、新築された乾物店の内装を担当しました。三陸の海産物を扱う店が多い土地柄、「他にはないカッコいいお店を」とのご要望を受け、都心の店舗の展示棚や接客スペース、レジ回りなどを調査したデータをもとにご提案。瓦葺きの屋根に掲げた看板は、こだわりの自家製海苔店に相応しく、一枚ものの赤杉に手彫りで金箔を張って仕上げたもの。風雪に耐えるよう、塗装・乾燥を繰り返し、2カ月かけて完成させました。復興のシンボルとして地元の人たちからも親しまれています。
物件名:黒潮海苔店
依頼主:有限会社黒潮海苔店 様
所在地:福島県南相馬市
完成:2013 年 10 月
- 当事例のモノ・アイテム:
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- インテリアアイテム
- 造作家具
- サイン
- 内装の壁クロスは、何度も打ち合わせを重ねた結果、最初にご提案した紫の壁色に決定。家具の棚板部分も格子形状を採用し、色味は押さえながら、上品さと力強さを両立させた空間を創出。
- お店のコンセプトが書かれた「のれん」の味わい深い文字は、黒潮海苔店様専務の直筆。共に未来をつくっていくとの思いから、お客様参加型の店舗づくりを展開。


- 自家製海苔という「本物」へのこだわりと復興への思いに、「百年もつ本物の看板」をつくることに腐心。その真心がデザインとなって伝わり、お客様より、ありがたいお言葉もいただけました。