株式会社髙橋技研様は、元々分散していた事務所、倉庫、駐車場を集約した新事務所を建設されました。1階は打ち合わせ・来客スペース、2階が執務室となっていて、当社は内装と、造作を含めた家具の納品を主に担当しました。
「建設業界にありがちな、無難で無骨なデザインの事務所にはしたくない」と思っておられた社長の髙橋様。社員の方からは事前相談をした際に「内装は自分たちでやってもよいのでは」という意見があったそうですが、「事務所のデザインは外装だけにこだわるのでなく、ちゃんとした中身も大事」と説得され、当社にご依頼いただきました。ご要望は、木の素材とデザインにこだわったカフェ風の内装。企画・設計を担当した西日本企画設計室のR.K.のチームでは、お客様のご要望を汲み取り、独自のアイデアを盛り込んだ造作家具を中心とした内装をご提案。素材やコストにこだわりながらも、プラスαの価値を提案したことで、社長の髙橋様にもすぐ気に入っていただけました。
R.K.たちは、髙橋技研様の現場に多いときで週に2、3回は入っていました。物件に対するお客様のこだわりを直接伺うことができ、少しでもその気持ちに寄り添いたいと奮闘。その努力は社長の髙橋様にも伝わり「デザインアークに頼んだ仕事は、決して安い値段のものではなかったけれども、それに見合う仕事はしてもらいました。現場での確認・補修などもしっかりしていて、文句をつけるところがない」と最大級の評価をいただきました。
株式会社髙橋技研様の物件から企画設計部門への異動となったK.O.は、入社4年目。持ち前の適応力と向上心を発揮して、すでに部署では大きな戦力になっています!
活躍する彼女の仕事をご紹介します。
学生時代は建築学を専攻し、デザインアークにはオフィスの内装提案業務に携わりたいと思い入社しました。旧所属部署の商品開発部では建材の開発・量産業務を行い、昨年に現部署の西日本企画設計室に異動となりました。お客様からの要望に合わせて、提案書・計画図面・見積書の作成を、それぞれ1週間程度で行います。受注が決まれば実施図面の作成、協力業者との打ち合わせを行い、工事課と連携をとりながら現場に納めていきます。仕事はプロジェクト単位なので、長いものだと着手から完了まで1年以上かかることもあります。
空間をイメージして実際の形にしていくために図面や提案書を作成しますが、現場でお客様と設備や仕様について確認した際、人によって感じ方や捉え方が違うということを再認識しました。自分が思い描くイメージを具体的に伝えるのは難しいことですが、お客様や上司・先輩社員とそのイメージをうまく共有できてプレゼンが成功した時や、自分が良いと思った提案が採用された時は、やりがいや達成感を感じます。現場での経験が豊富な先輩社員に打ち合わせの時から同行してもらい、現場で抑えるべきポイント等を細かく教えてもらいます。自分の改善点を具体的に知ることができるので、とても勉強になります。
今後はオフィスだけではなく、ホテルや店舗などの提案にも携わっていきたい考えています。また、先輩社員のような提案力やコミュニケーションスキルを身に付け、仕上がった時の素材感までを意識した一貫性のある提案をしていきたいです。
※本記事内容・役職名は2021年2月現在の情報です。