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WEB マガジン「創」はデザインアークの「ヒト」「モノ」「コト」 プロジェクトストーリーです。

スタンドアウト、出る杭になれ!

現場の最前線で頭角を現す次世代に注目!彼らが今、何を思い、何を目指しているのか。デザインアークの未来を面白くしてくれる次世代の仕事クリエーターたちを紹介します。

大阪本店 工事課 H.T.

良いものをつくりたい

 工事課のH.T.にとって、デザインアークは3社目となる会社です。1社目はゼネコンでRC造や鉄骨造の現場管理。2社目は木造輸入住宅の会社で現場管理。そして、より力を発揮できる場を求めて、3度目の転職でデザインアークへ。豊富な経験を活かし、どの現場でも最善を尽くすH.T.の姿勢は、お客様や職人さんとの信頼関係を深め、工事課の存在意義を高めています。
 普段の業務は、企画課や営業課と組み、請負物件の見積もりや査定、工事現場の管理などを担当。そんなH.T.の信条とは?新しい仕事を受けた時、H.T.はお客様に、こう言います。「良いものをつくりたいんです」。

現場で解決できることは全部やる

 予算や工期が限られる中、「良いもの」をつくるために何ができるのか。H.T.は、お客様の期待や不安を聞き出すことに全力を傾けます。
 たとえば、大規模物件の定例会議では、ドアノブやクロスなどの実物やサンプルを机の端から端まで並べます。カタログを渡すだけでも済みますが、H.T.は必ず金額と在庫を調べてから、おすすめ案に絞って提案。お客様のご要望が最終的にそのまま形になるよう心を砕きます。

 また、「お客様が施工現場へ来られるのは興味をお持ちだから」と、現場での丁寧な説明に手間を惜しみません。扉が付く前なら「図面では右開きですが、左開きのほうが便利そうなので反対にしますか?」と尋ねる。什器の配置を問われたら、段ボールで原寸大を作って見せる。「図面どおりにできないことも多いから、最終的な決め込みは工事の仕事。だから現場で解決できることは、してあげたいだけなんです」。お客様の喜びこそが、ものづくりのモチベーションになる。その思いが、H.T.を前へ突き動かしていました。

事務作業が続くと、現場に行きたくてウズウズ。

名古屋支店 名古屋レンタル営業所 営業課 浜松駐在 T.K.

うなだれた頭を上げて、前へ

 浜松レンタル営業課は、入社3年目のT.K.、ただ一人。着任時、浜松に顧客はほとんどおらず、浜松どころか静岡県内でさえ当社の名前を知る人は皆無でした。ところが、この厳しい環境がT.K.を見違えるように成長させました。
 T.K.は入社後、名古屋支店に配属。すぐに現場を任せられますが「何もわからなくて毎日毎日、上司に怒られ、お客様に怒られ...。だんだん元気もなくなって」。今でこそ鍛えられたと感謝しますが「当時は、やらされている感覚が強くて。自分ができなくても、みんなが何とかしてくれると思っていた」と打ち明けます。甘えを見抜かれ、叱られ続け、ついに気持ちを切り替えます。「私がいなくなったら、名古屋がダメになったと言われるくらいになってやろう!」 社会人として覚醒したT.K.は、さまざまな仕事を経験した後、出身地の浜松へ赴任することになりました。

どうしたらお客様が私と仕事をしたくなるか

 浜松での最初の目標は、何をする会社か認知してもらうこと。「レンタルだけじゃなく、什器から内装まで何でもできます」と売り込みました。また、自身の経歴も会話の突破口に。
小中高、大学と野球に情熱を捧げ、大学は全国大会に出場した強豪校。訪問先では「その丘の上の高校で野球をしていました」とアピール。次々と新規のお客様を開拓していきました。

自他ともに認める「野球バカ」も、今は仕事に熱中。

 名古屋時代と違い、浜松では成功も失敗もすべて自分次第。「どうしたらお客様が自分と仕事をしたくなるか」を考え、接し方を工夫しました。モデルは、取引業者の凄腕社員たち。「明るさや元気良さなど、みんなに共通することを真似して」努力を重ね、お客様に可愛がられる営業へと成長しました。今の目標は、大手取引先とのパイプをさらに太くしながら、レンタルの枠を超えて請負工事まで受注すること。そこにあるのは仕事の醍醐味を知った頼もしい姿でした。

福岡支店 福岡住環境営業所 営業第2課 H.I.

納得できるまであきらめない

 会社組織が大きくなると、先を見据える経営陣と現場の社員の間には、どうしても距離が空いてしまいます。上層部の決定に納得できない時、不満を抱えて黙りこむのか、それとも打開策を求めて動くのか。H.I.は後者の道を選びました。  デザインアークのインテリアショップdia collection* 福岡にアルバイトで入り、運営業務を任されるまでになったH.I.。ところが正社員になってすぐ、店が閉店に。H.I.は本社へ単身乗り込み、さまざまな人と意見を交わし、自分でも状況を分析。納得して結論を受け入れましたが、あきらめたわけではありませんでした。
 それというのも、「福岡支店は大和ハウスビルの中にあったので、大和ハウスグループ以外のお客様やお取引先、インテリアコーディネーターの人たちが訪れやすい場所が必要だったんです」。H.I.をはじめ、上司や同僚たちの思いが実を結び、福岡市の中心部にある商業ビル内に福岡分室が誕生しました。

*全国6拠点で、ショールームや商談スペースとして展開していた店舗。
平成26年6月30日で閉店。

得意先を新たに開拓する面白さ

 H.I.は今、新たなキャリアへの挑戦となる営業職に就き、マンションデベロッパーヘの営業やインテリア販売会の企画運営などに走り回っています。現在は同僚のHとペアで行動。「今の自分は、とても未熟。支えてくれるチームの人がいるから仕事ができる」と感謝します。同時に、インテリアコーディネーターの知識を持つ者が、営業として直接プレゼンすれば説得力が増すのでは?と考え、さまざまな現場を経験したH.I.ならではのスタイルを模索しています。
 「昨日より今日、今日より明日を目指す人でありたい。1年前の自分より今の自分が良くなっていないと嫌なんです。勉強できることは山ほどあるし」と、どこまでも前向きに一日、一日のステップアップを自らに誓っています。

調べ魔だという性格は、仕事でも大活躍。

※本記事は平成27年4月~平成28年2月にかけて取材した内容をまとめたものです。
内容、役職名は取材時の情報です。
※なお、クールビズ期間に取材を行った社員につきましては、ネクタイの着用を必須としておりません。